すごい人たちの話を聞くのは自分の可能性を狭めるため

【可能性を感じるのは初歩の初歩】

経験の浅い世間知らずのうちは自分がなんぼの者かもわからないためあらゆる可能性に希望を感じる。
著名人や有名人の言葉を聞いたり本を読んだり動画を見たり、実際に会いに行ったりすると非常に刺激を受ける。
自分もこうなりたい!自分もこうなれるんだ!てな感じでとても高揚感に包まれる。
そうやっていろいろなことに挑戦しているとある時にうっすら気がつく。
「どれも中途半端で何やっても上手くいかんなぁ」


上手くいくことに出会えることももちろんある。
ただそれはとても運のいいことであるし何事にも努力できる才能を持っている人からすれば「上手くいくまでやれ」の一言で終わりだろう。
大抵の場合はそうはいかない。
いろんなすごい人に触発されてはいろんな可能性を感じいろんなことに挑戦し、そして挫折する。
その果てにたどり着く感慨は「自分てなんもできないなぁ」である。
この答えにたどり着いてからが本当のスタートだ。


そう、自分はなんもできない、なんの特別な才能もないフツーの人間なのだ。
すごい人たちは、普通とはかけ離れたすごい人だから有名人になれているのだ。
そういう人たちと比べて自分はなんもできない、だとしてそんな自分にはどんな才能がありなにができるのか。
誰かを闇雲に追いかけるのではなく自分で自分を見つめて確実な一歩を踏み出さなければならない。
すごい人たちの話を聞くのは「あ、自分にはこれできないわ」と無限の可能性のひとつひとつを潰していく作業だ。


はじめは可能性の広がりを感じ、それがピークに達してからは冷静に可能性を狭めていくのだ。
だから思いついたことはとっととなんでもやってみてさっさと見切りをつけていこう。
それが自分にできることを見つけるための近道だ。
誰かに導いてもらおうとすることをやめてからが自分の人生のスタートだ。


ではまた。