「ヒト、モノ、カネ」の順番を間違えるな

【あなたは何のために生きているか】

「ヒト、モノ、カネ」っていうのは「経営資源の三要素」って言われてるもので、今ではこれに「情報」とか「技術」も入ったりするらしい。 しかしこの言葉は「経営」についてのみに当てはまるものじゃない。 人間社会、引いては人間個人にとっても欠かせない三要素だ。 そして、この言葉を述べるうえでなにより大事なことは「順番」なのだ。 一番が「ヒト」、二番が「モノ」、三番が「カネ」。 これが優先順位だ。

「ヒト」のために「モノ」があり、「モノ」を動かすために「カネ」がある。 これは世の中に出現した順番からいっても当然のこと。 そのはずが、今はどうやら様子が違う。 「カネ」を得るために「モノ」をつくり(売り)、「モノ」を動かすため(売るため)に「ヒト」がいる。

俺たちは何のために生きているのだ? これはいわゆる「資本主義」ってやつの必然なのかいな? うまく仕事量(稼ぎ)とプライベートのバランスをとって生活できてる人はいいんだろうけど、実際は企業の広告に踊らされ、ニュースには「不況」だと煽られ、十分な生活を「貧困」と思い込まされ、とにかく無益な消費を催促されまくっている。

「いったい、自分にとっての『幸せ』ってなんだ?」 「最低限、『何があれば』自分は幸せなんだ?」 「本当に、それは『必要なもの』なのか?」

もう一度、いや、何度でも問いかけよう。

ではまた。