全てを背負って旅に出た

これは3年前の2018年のこと。


俺が34年間あれこれ試行錯誤してきて出した答え、というか受け入れた事実は「何もかも中途半端だ」ということ。


34年かけてその場しのぎの器用さばかりを身に付けて、結局ただ息をして生をつないできただけ。


この事実だけが俺の唯一の財産だ。
この事実は変えられないし捨てられない。


俺は旅に出るとき、初めは「全てを捨てて」旅に出るんだと思っていた。
でもそれは違った。

俺は「全てを背負って」旅に出たんだ。


今までのこと全部。
良いことだけじゃなく、むしろもっと多い嫌な思い出も含めて全部。
それら全てがあっての俺なんじゃないか。
この荷物を捨てることなんてできない。
背負いながら、引きずりながらでも進むしかなかったんだ。


器用になんてなれなかった。
見てみぬふりはもうできなかった。

そう思えたから旅に出たんだよな。


今、俺はどう思っている。
荷物は軽くなったか。
それとも増えたか。
それとも、なんでも背負えるくらい足腰が強くなったか。


その答えをブログに書いていこう。
書かれたありのままが答えだ。

 


ではまた。