嫉妬とあこがれと理解

【嫉妬に陥るなかれ。あこがれに留まるなかれ。】


「嫉妬」とは「自分が追いつけそうなレベルの相手」もしくは「自分のレベルまで引きずり落とせそうな相手」に対して抱く感情だ。

それに対して「あこがれ」とは、もはや追いつくことも引きずり落とすことも叶わぬと思い知る相手を前にして、嫉妬を超えて芽生える尊敬の念なのだ。
つまり「あこがれ」とは「嫉妬の最上級」なのだ。


しかし、あこがれは思考停止でもある。
あこがれたものになりたいなら、あこがれたものに追いつきたいなら、思考することをやめてはならない。

対象を盲目に崇拝するのではなく、対象の細部にまで目を凝らすのだ。
徒に嫉妬し苦しむのではなく、追いつき追い越すことを見据えて強かに嫉妬するのだ。

あこがれつつ嫉妬し、それをエネルギーにして進め。


ではまた。