「まだ見たことのない景色」はどこにある?

【外を見たあとは中を見ろ!】

 

よく「一度は見てみたい世界の絶景」みたいな特集がありますよね。

俺も国内外まだまだたくさん見てみたい。

絶景を目の前にすると「言葉を失う」なんてよくきくが、その場で言葉にならなくてもきちんと自分が絶景の何に心を動かされたかはよくよく問い詰めていきたい。


綺麗な景色を見て「きれい!」って言うのは砂糖を舐めて「甘い!」って言うのと同じでそれは「感想」ではなくただの「反応」だ。


日本中でも世界中でも、綺麗な景色を「どれだけ見てきたか」よりもそれを見てあなたが「何を感じたか」を俺は知りたいし、俺が見たことない景色を見たいのも俺が何を感じるかに興味があるからだ。


極論、綺麗な景色じゃなくていい。日常のなんてことない風景を「美しい」と思えたならば、それがその人の歩んできた人生の豊かさを表している。


砂糖をなめて「甘い」のは当たり前という話でいえば、お笑いコンビ『麒麟』の田村さんが貧乏な子供時代に、少ないご飯を少しでも長く味わおうとよく噛んだことで米の甘みを知り、さらに味がしなくなってもなお噛み続けたところもう一度甘みに出会えたというエピソード。

彼はこれを「味の向こう側」と名付けたそうだが、こういう経験こそが尊くその人の人生に深みを生むのだ。


綺麗な景色は見たいし貧乏はしないに越したことはないがどちらにせよ大事なことは「それで何を思ったか」だ。

人生の様々な出来事に対してただ「反応」しているだけでは「経験」にならず深みは増さない。

人生には常に「受け」ではなく「攻め」の姿勢でいたいものだ。

 

 

ではまた。